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悪戯小僧
「悪戯小僧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悪戯小僧の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明暗」より 著者:夏目漱石
を受けた彼はほとんど反射作用のように後《うしろ》をふり向いた。そうしてそこにさも
悪戯小僧《いたずらこぞう》らしく笑いながら立っている叔父の子を見出した。徽章《き....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
七も首をかしげていた。「実はわたくしも詳しい話は知らないんですが、その権とかいう
悪戯小僧じゃないんですね」 「権を縛って置いても、半鐘はやっぱり鳴るんだから仕方....
「赤外線男」より 著者:海野十三
告は、日一日と殖えていった。しかし赤外線男のすることが、この辺の程度なら、それは
悪戯小僧又は軽い痴漢みたいなもので、迷惑ではあるけれど、大して恐ろしいものではな....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
は逼っていないんだからなア。……そりゃア俺らは善人ではない。が、今では善人だよ。
悪戯小僧には相違ないが、だって今ではいい子供だ。だからよ民弥さん堪忍しておくれよ....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ぐるまわしながら、象牙のような白い歯を耳から耳までむきだして、にたにたしていた。
悪戯小僧どもを鞭でこらす先生も、どうして元気よく嬉しくならないでいられようか。彼....
「僕の孤独癖について」より 著者:萩原朔太郎
養時間の時には、だれも見えない運動場の隅に、息を殺して隠れて居た。でも餓鬼大将の
悪戯小僧は、必ず僕を見付け出して、皆と一緒に苛めるのだった。僕は早くから犯罪人の....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
念さも、さほどではなくなっていた。 それに反して、お杉は、幼少の時から見ている
悪戯小僧のたけぞうがどうしても頭から離れない。しらくも頭で洟垂れの畸形児みたいに....