悪戯盛り[語句情報] » 悪戯盛り

「悪戯盛り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

悪戯盛りの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
岩石の間」より 著者:島崎藤村
―」 忌々しそうに言いながら、落葉松《からまつ》の垣から屋外を覗《のぞ》いた。悪戯盛りの近所の小娘が、親でも泣かせそうな激しい眼付をして――そのくせ、飛んだ器....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
に七兵衞の用をするが、二つになるお繼という女の子に九つになる正太郎という男の子で悪戯盛り、可愛がっては居りますけれども、何うも悪態をつき、男の子はいかんもので、....
納豆合戦」より 著者:菊池寛
で。」と言うのです。 私達はよせばよいのにと思いましたが、何しろ、十一二という悪戯盛りですから、一体吉公がどんな悪戯をするのか見ていたいという心持もあって、だ....
人の国」より 著者:豊島与志雄
よくなり、食慾はだいぶ進んできた。 そして、次の週の日曜日には、六歳と八歳との悪戯盛りの男女の子供を連れて、午前中から大森の姪が遊びに来たので、久保田さんは何....
香奠」より 著者:豊島与志雄
供達の方ではいいことにして、彼を相手にいつまでも遊んでいました。丁度四つと六つの悪戯盛りで、時によると随分しつこく彼にふざけました。耳を引張ったり、鼻をつまんだ....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
許さなかった。児供の方でも父の秘蔵を呑込んで、先年死んだ長男の玄太郎が五ツ六ツの悪戯盛りにも「あれは父ちゃんのおにゃん子」といって指一本も決して触れなかった。 ....