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悪遊び
「悪遊び〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悪遊びの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
すことでございます、左様な名人で多分な手間料を取りますが、衣類などは極々質素で、
悪遊びをいたさず、正直な貧乏人を憐れんで救助するのを楽みにいたしますに就ては、女....
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
して主君出羽の御微行《おしのび》の供をして、この猿の湯へ湯治に来ているのだった。
悪遊びと乱行が、骨の髄まで染み込んでいる出羽守は、市井《しせい》無頼《ぶらい》の....
「貧しき人々の群」より 著者:宮本百合子
、おふくろにも楽をさせてやり、家の中をちゃんとしたいということばかりを楽しみに、
悪遊び一つせずに働いていたのであったそうだ。 ところが運悪く腎臓病になり、医者....
「私の感想」より 著者:宮本百合子
りは、いくらか余分の金が入ることと、健全な慰安が日常生活に失われていることとから
悪遊びを覚えた青年たちが、ついに職業をもちながら、物とりまでもするようになること....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
た》なお鳥目の誘惑の方はしきりだった。といって何も持ちだして買い食いをしようの、
悪遊びをしようのというのじゃない。今年十二になる坊っちゃんの書きかけて止めにして....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
》を見た。 「庄太が、まあ、あんなたのもしい口をきくじゃあないか。いい若い者で、
悪遊びに一つ出るじゃあなし、――あたしゃなんだか、泣かされましたよ。」 「やい、....
「贋物」より 著者:葛西善蔵
立てているという盛りの男の顔つきではない。やっぱしよたよたと酒ばかし喰らっては、
悪遊びばかししていたに違いない」腹ではこう思っているのであった。こうした男にいつ....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
り、このひとは、縮まってばかりいて」 「どれどれ。どんなふうに」 ゆうべからの
悪遊びだが、大亀はまだ気分を醒ましていない。屏風越しに、肱をのばして、蒲団をめく....