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悲史
「悲史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悲史の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
がでございましょう?」
「いや、かえって欲しいのはマーローの『|ファウスト博士の
悲史』なんですよ」と法水が挙げたその一冊の名は、呪文の本質を知らない相手の冷笑を....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
なけれ見えずなりし書巻川に猶わたる世は」と詠じたという一節がある。何という凄惻の
悲史であろう。同じ操觚に携わるものは涙なしには読む事が出来ない。ちょうどこの百七....