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情けが
「情けが〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
情けがの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いまだ情けの露を知らず、いまだ情けの露を知らず、のうのうそこの影法師、わがために
情けがあるならば、日のみ子の顔見せてたべ、われみずから露となって散らむ、みずから....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
としたら、また、必ずしも裏の丘に忍び出ることがあまり困難ではない天の与えた一つの
情けが丘でした。 名人は微笑しいしい、先にたってその情けの掛け橋とも思われる青....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
に、ゆっくり御養生あそばしますように――」 「こんどというこんどは、おれも、人の
情けが身にしみた。あの左膳……本来なら敵味方、おれにかまわずにどこへでも行ってく....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
りと雖も、山門に入るを許さず』という、卯《う》の毛《け》も入れない厳しいところに
情けがあるんだそうでございます、また世間普通の人情から申しますと、楽翁公のなされ....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
無心として、父上にお願いします。もし私のような不孝児でもなお一片子として思うのお
情けがありますならば、また私をして単純なる謀反人としてこの身を終らしめず、なお一....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
かが加えられることもなかった。
いや、それどころではなかったのである。上の者に
情けがあるよりも下の者に困窮がある方がいつも多いものであるから、言わばすべてが受....
「姨捨山」より 著者:楠山正雄
、わたしが一人で帰るとき、道に迷わないための用心であったか。」と今更おかあさんの
情けがしみじみうれしく思われました。そんな風でいったん帰りは帰ったものの、縁先に....
「柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
小僧は上から覗き込んでいた。 と、突然三之丞が云った。 「小僧、俺は腹を切る。
情けがあったら介錯しろ」 抜身をキリキリと袖で捲いた。 「おっと待ってくれお侍....
「おおかみと人」より 著者:小川未明
が日ごろいっていますのには、 「くまや、おおかみのような猛獣は、かえってやさしい
情けがあるもんだ。昔から人間が谷に落ちてくまに助けられたり、また路に迷って、おお....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
い寝顔と寝息をうかがっている……。 時雨堂。なんとなく心を惹かれる名だ、恋しい
情けが運ばれる名である。 でなくともお綱の心は、一途にそこへ向いていた。とにか....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
みて、蚊や毒虫を追ってやろうとする、弦之丞の心づかいであった。うすくまつわう煙の
情けが、お綱の身を和らかに巻く。 ようやく、虫の責め苦からのがれた。 だが、....