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「情懐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

情懐の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蘆声」より 著者:幸田露伴
いうもので、自分が遊びでも人も遊びと定まっている理はないのであった。公平を失った情懐を有っていなかった自分は一本打込まれたと是認しない訳には行かなかった。が、こ....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
すが》に氏郷の涙だと云いたい。それだけに生れついて居るものは生れついているだけの情懐が有る。韓信が絳灌樊※《こうかんはんかい》の輩と伍《ご》を為すを羞《は》じた....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
上の善き日におとる日としらず おんいつはりの第一日を という調子で情懐をうたっている。三十七年の、「君死にたまふこと勿れ」という、戦争へ抗議した有....
随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
味が無是候。そうして一番旅だった。江戸人の旅のこころだった。まこと、「三人旅」の情懐を一番よく知っていたのは、この文楽のやまとではなかったろうかと思っている。 ....
ある恋の話」より 著者:菊池寛
御維新のドサクサが直ぐ起ったのですからね」と祖母は昔を想い出したような、懐旧的な情懐に沈んで行ったようでありました。私は、祖母の恋物語を聞いて、ある感銘を受けず....
西瓜」より 著者:永井荷風
力車の幌《ほろ》の中に聞きすましながら、咫尺《しせき》を弁ぜぬ暗夜の道を行く時の情懐を述べた一章も、また『お菊さん』の書中最も誦《しょう》すべきものであろう。 ....