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惆
「惆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
惆の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
。そこで翁はやむを得ず、この荒れ果てた家のどこかに、蔵している名画を想いながら、
惆悵《ちゅうちょう》と独《ひと》り帰って来ました。
ところがその後《ご》元宰《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
間に猟師余すところの虎の子供を全うして船に乗る。母虎浜に立ちて望み見ていたずらに
惆恨《ちゅうこん》す」と。しかれども十七世紀には欧人東洋に航して親《まのあた》り....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
分は徳川の事に死するの機会を失うたれども、他人のこれに死するものあるを見れば慷慨
惆悵《こうがいちゅうちょう》自《おのず》から禁ずる能《あた》わず、欽慕《きんぼ》....
「妾宅」より 著者:永井荷風
事が出来たとしたら、どんなに万々歳なお目出度《めでた》かりける次第であろう……。
惆悵《ちゅうちょう》として盃《さかずき》を傾くる事|二度《ふたた》び三度《みた》....
「十九の秋」より 著者:永井荷風
絮飛時花満城 柳絮《りゅうじょ》の飛ぶ時 花《はな》 城《しろ》に満《み》つ
惆悵東欄一樹雪
惆悵《ちゅうちょう》す 東欄一樹《とうらんいちじゅ》の雪 人....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
りべい》の崩れに、夏の日光の殊更明く照渡っているのを打眺め、何という訳もなく唯|
惆恨《ちゅうちょう》として去るに忍びざるが如くいつまでも彳《たたず》んでいた。私....
「三国志」より 著者:吉川英治
はかり難しですね」 「…………」 玄徳は、落胆して、いかにも力を失ったように、
惆悵久しゅうして、なおたたずんでいたが、そう聞くと、そばから張飛が、 「いないも....