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惚れた
「惚れた〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
惚れたの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一夕話」より 著者:芥川竜之介
やつだ。」
「惚《ほ》れたかね?」
木村は静かにひやかした。
「それはあるいは
惚れたかも知れない。あるいはまたちっとも惚れなかったかも知れない。が、そんな事よ....
「片恋」より 著者:芥川竜之介
恋って云うようなもの」なんだからね。精々そのつもりで、聞いてくれ給え。
お徳の
惚れた男と云うのは、役者でね。あいつがまだ浅草|田原町《たわらまち》の親の家にい....
「河童」より 著者:芥川竜之介
に行なっていると思いますがね。あなたは令息が女中に惚《ほ》れたり、令嬢が運転手に
惚れたりするのはなんのためだと思っているのです? あれは皆無意識的に悪遺伝を撲滅....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
又
わたしは度たびこう思った。――「俺があの女に惚《ほ》れた時にあの女も俺に
惚れた通り、俺があの女を嫌いになった時にはあの女も俺を嫌いになれば善いのに。」
....
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
。じりりと膝を向け直すと、まだ酒臭い顋《あご》をしゃくって、「大凶結構。男が一度
惚れたからにゃ、身を果すくらいは朝飯前です。火難、剣難、水難があってこそ、惚れ栄....
「路上」より 著者:芥川竜之介
以来の関係なんだ。それが君、どうして別れるようになったと思う? 単にあの女が僕に
惚れたからなんだ。と云うよりゃ偶然の機会で、惚れていると云う事を僕に見せてしまっ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
をした時には、道行く者も足を停めて感心して見惚れる位でございました。ナニ乗者に見
惚れたのではないかと仰っしゃるか……。御冗談ばかり、そんな酔狂な者は只の一人だっ....
「活人形」より 著者:泉鏡花
「ほんとなら奇怪な話だ。まずお茶でも一ツ……という一眼小僧は出ないかね。とさも聞
惚れたる風を装おい、愉快げに問いかくれば、こは怪談の御意に叶いしことと亭主は頻に....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
んの肌についた、ゆうぜんさながらの風情も可懐しい、として、文金だの、平打だの、見
惚れたように呆然として、現在の三崎町…あの辺町の様子を、まるで忘れていたのでは、....
「縁結び」より 著者:泉鏡花
持がよかったか、床を出て、二階の臂かけ窓に袖をかけて、じっと戸外を見てうっとり見
惚れたような様子だから、遠慮をして、黙って見ていると、どうしたか、ぐッと肩を落し....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
た。」 と、め組のその素振に目を着けて、主税は空腹だというのに。…… 「後姿に
惚れたのかい。おい、もう可い加減なお婆さんだぜ。」 「だって貴郎にゃお婆さんでも....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
心を無にしねえで言訳をするように言わしっけが、こいつを睨んで、はあ、そこへ私が押
惚れただ。 殊勝な、優しい、最愛い人だ。これなら世話をしても仔細あんめえ。第一....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
残趣味があるわい。姦通かな、親々の目を盗んで密会するかな、さもなけりゃ生命がけで
惚れたとか、惚れられたとかいう奴等、そして男の方は私等構わんが、女どもはいずれも....
「春昼」より 著者:泉鏡花
いじゃね。」 散策子はここに少しく腕組みした。 「しかし何ですよ、女は、自分の
惚れた男が、別嬪の女房を持ってると、嫉妬らしいようですがね。男は反対です、」 ....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
込む古池というへ行けさ。化粧部屋|覗きおって白粉つけてどうしるだい。白鷺にでも押
惚れたかと、ぐいとなやして動かさねえ。どうしべいな、長アくして思案のしていりゃ、....