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惚れ薬
「惚れ薬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
惚れ薬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
辞をしなかった。気味悪そうに見ただけであった。 「俗名惚草という奴だ。採った薬が
惚れ薬だ。アッハッハッハッ洒落た花だろう。茶の中へ垂らして飲ませるのさ。間違い無....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。一昨年某大臣、孟子がいわゆる大王色を好んで百姓とともにせんとの仁心より頼まれた
惚れ薬の原料を採りに中禅寺湖へ往った時、篤《とく》とこの大黒を拝もうと心掛けて滞....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
へ出かけたが、彼の求めているものを得るには容易でなかった。なぜといえば、この種の
惚れ薬を作ったり、神おろしめいたことをするについて、必要なる合い薬が書物にも完全....
「レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
わせて、その老人の歌うた歌は? 従者 まあお待ち遊ばしませ。……聴衆は、眠り薬と
惚れ薬とを一緒に飲ませられた人のように、首を垂れ耳を澄まし、そしてあの恐ろしいこ....