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「惨毒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

惨毒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近世快人伝」より 著者:夢野久作
じような唯物功利主義一点張りの社会を現出するにきまっている。そうした血も涙も無い惨毒そのもののような社会の思潮に、在来の仁義道徳『正直の頭に神宿る』式のイデオロ....
父杉山茂丸を語る」より 著者:夢野久作
檻の中にヨチヨチと歩み入るようなものであります。この日本を救い、この東洋を白禍の惨毒から救い出すためには、渺たる杉山家の一軒ぐらい潰すのは当然の代償と覚悟しなけ....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
の出来上りたる結果を見れば大成功と認めざるを得ず。およそ古今の革命には必ず非常の惨毒を流すの常にして、豊臣氏の末路のごとき人をして酸鼻に堪えざらしむるものあり。....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
て、顧みて人事進歩の有様を見るもまたかくのごとし。売奴法の当否を疑いて天下後世に惨毒の源を絶えたる者は、トーマス・クラレクソンなり。ローマ宗教の妄誕を疑いて教法....