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想像を絶する
「想像を絶する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
想像を絶するの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
う》な攻撃を続けていた。僕は、その最後の四回目のとき往ったのだが……そのときの、
想像を絶する悲劇のさまを君に話したい。じっさい僕も、そのときの衝撃で休養が必要に....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
人の存在が確認された。教授はそれに、沼底棲息人と学名さえつけたのだが、あまりに、
想像を絶するような途方もないことなので、かえって世界の学会から笑殺されてしまった....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
無根の報道によって前記三名がその将来においてこうむる社会的不利益はおそらく我々の
想像を絶するものであろう。 なおこの協定には以上のほか種々なる細目があるらしい....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
塞するためにかくれている。俺はドイツ人でバイエルタールという男だ」 こうして、
想像を絶する|悪魔の尿溜の怪奇のなかへと、運命の手が四人のものを招きよせてゆくの....
「春の枯葉」より 著者:太宰治
おっしゃるには、この世の中にいかにおびただしく裏切りが行われているか、おそらくは
想像を絶するものだ、いかに近い肉親でも友人でも、かげでは必ず裏切って悪口や何かを....
「地図にない島」より 著者:蘭郁二郎
この夏の海浜に、美少女と携えてスマートな船を乗り廻しているなどということは、凡そ
想像を絶する出来事だ。 中野が、唖然とするのも無理ではなかった。 唖然とした....
「宇宙爆撃」より 著者:蘭郁二郎
近やっと研究のすすめられている原子破壊によって生ずるエネルギーというものは、実に
想像を絶する莫大な魔力を持っていて、この力によれば、事実この地球そのものの爆砕も....
「惜別」より 著者:太宰治
のような盛観であったのだから、花の都の東京に於いてはどのようであったか。私どもの
想像を絶するほどのものがあったのではなかろうか。周さんが、夏休みに東京へ行き、ま....
「地球要塞」より 著者:海野十三
正体も何も、急にはっきり分ってしまった。そこにおいて、われわれは人智《じんち》の
想像を絶する新世界を身近に発見して、一大驚異にぶつかることになるのであるが、その....
「砂漠の情熱」より 著者:豊島与志雄
ろう。――更に、大地より無限に豊饒に生れ出ると云わるる支那大衆の或る種の洪水は、
想像を絶するものがあろう。そして洪水には洪水として、おのずからの情熱が醗酵するも....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
力をもつものの圧力が、このとき、彼の絶望感にどれぐらい大きな圧力でのしかかったか
想像を絶するであろう)彼の職場ではどのようなことが起り、クビ切りどころか、彼自身....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
も、その大きな眼であたりを見まわしながら、ひとりで悦に入って、いつかは自分がこの
想像を絶するほど贅沢で豪華な場所の主人になれるのだ、と思わざるを得なかったのだ。....