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惻然
「惻然〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
惻然の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
量と云い天晴《あっぱれ》立派な主人が埋められかかったのを思うと、凄然《せいぜん》
惻然《そくぜん》として家勝も悲壮の感に打たれない訳には行かなかったろう。主人の感....
「嵐」より 著者:寺田寅彦
熊さんの蒲団は濡れしおたれている。熊さんはと見廻したが何処へ行ったか姿も見えぬ。
惻然として浜辺へと堤を下りた。砂畑の芋の蔓は掻き乱したように荒らされて、名残の嵐....