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愆
「愆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三四郎」より 著者:夏目漱石
のため息をかすかにもらした。やがて細い手を濃い眉の上に加えて言った。 「我はわが
愆《とが》を知る。わが罪は常にわが前にあり」 聞き取れないくらいな声であった。....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
るものである。 佐藤《さとう》一|斎《さい》先生の語に、 「罪《つみ》なくして
愆《あやま》ちを得る者は非常の人、身《み》一|時《じ》に屈《くっ》して、名《な》....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
弓を折り戈《ほこ》を断ち戦車《いくさぐるま》を火にてやきたまへり 四 われはわが
愆《とが》をしる、敗れたりとて無益に卑屈ならざらんとするごとく、勝てるものも無用....