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「意思〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

意思の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
お時儀」より 著者:芥川竜之介
光る途端に瞬《またた》きをするのも同じことである。すると意志の自由にはならない。意思の自由にならない行為は責任を負わずとも好《よ》いはずである。けれどもお嬢さん....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
、自然もまた時々自分の制作したものを破壊する。そうしてその織物を完成しようという意思があるかどうか我々にはうかがい知ることができない。』 『壊滅の後に各々の星で....
深夜の市長」より 著者:海野十三
取調べなんて迂濶千万ではありませんか。が、まあ取調べもいいでしょう。しかし市会の意思を蹂躙して上程をさせまいとするのはいかん。上程してみた上で、取調べの必要がで....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
上、選抜した慓悍な黒潮騎士の精鋭|等に、長槍をもって四辺を払わせて通るのです。得意思うべしではないのですか。 僧都 (頻に頭を傾く。) 公子 引廻しと聞けば、恥....
世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
という考えは毛頭なかったようであったが、その代りに又、何ひとつ言おうというような意思もなかった。彼はまるで人間界とは没交渉な、ほかの生物かと思われるほどに冷やか....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
で、枕元で呼びかわすのとは異い、何やらそこに一重隔てがあるようで、果してこちらの意思が病床の母に通じたか何うかと不安に感じられました。――尤もこれは地上の母に就....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
間には有害でありそうな毒気が次第に充満するのを見たかと思うと、ドアはさながら我が意思をもって働くように、またもやしずかにあいたので、監禁を赦された二人は早そうに....
村芝居」より 著者:井上紅梅
わたしが支那の芝居を見たのは過去二十年間にたった二度だけであった。前の十年は絶対に見なかった。また見ようという意思も機会もなかったから、その二度はどちらも後の十年のうちで、しかもとうとう何の....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
わ」と、彼女は言った。「けれども、あなたもあんまり乱暴ですわ」 僕はその乱暴の意思を熱心に否認した。そうして、僕が彼女に対して乱暴を働くはずがないということを....
有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
思った。勿論それは溝口夫婦の同意を得なければならないのであるが、第一に本人同士の意思を確かめておく必要があるので、お銀はまずせがれの友之助に相談すると、かれは故....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
きつけて、堂のうしろからも他の家来どもが引っ返して来た。 こちらはもとより闘う意思はないので、采女は姫の手をひいて暗いなかを逃げ去ろうとすると、消えかかる焚火....
妖怪報告」より 著者:井上円了
し。かつ、はじめ家を去るとき、父平素にたがわず健康なれば、これを煙消霧散に付し、意思のかけらにもかけず。 その日も前日のごとく、某官衙に出務せり。とき三月一日....
迷信解」より 著者:井上円了
が、その術たるや、人心をして睡眠と醒覚との中間における一種の状態に入らしめ、己の意思にて身体を支配することあたわずして、ほかの人の命令に応じて器械的に動くように....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
いよいよ解散、総選挙でありますが、日米安全保障条約に関して、主権者たる国民がその意思表示をなすということになっておるのであります。いわば今度の選挙の意義は、まこ....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
を皆が遵奉して行けば、そこには対立もなければ、分裂もないわけである。大会は大衆の意思で決まるのだから、その時にどう決っても、これはやむを得ない。たとえば、昨年の....