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「意欲的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

意欲的の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
主張して存在しようとしている個性のそばだちを感じた。これらの画家たちは何と強烈に意欲的に、自分の破壊とくみたてを行っていることだろう。それぞれに嶄新な創造を発見....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
の情線に触れ、宗教感や倫理感やを高調し、生活感情に深くひびいてくるところの、より意欲的で温感のある美なのである。 すべての所謂「生活のための芸術」は、この後者....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
た。文学のこととしてみれば、その作品は、当時の文学精神を強く支配し始めていた所謂意欲的な創作意図の一典型としてみられる性質の作品であった。「蒼氓」をもって現れた....
今日の文学の諸相」より 著者:宮本百合子
ともわかるけれども、それならばと云って、多くの所謂系譜的作品が、そういう意味でも意欲的に過去の現実へ立体的にくい下っているとは決して云えまいと思う。 登場人物....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
う場合、そういう歴史的な裂け目に立つ女は、いずれ、なみの女よりも情熱的であり或は意欲的なのだから、一層はげしく女としての愛の渇望をも自覚し、しかもその現実での姿....
長篇小説私見」より 著者:豊島与志雄
実に奉仕することは、横へ横へと平面的な拡がりをのみ招く危険が多いが、それに作者の意欲的創造を加える時には、縦への立体的拡がりを加える結果が得らるるだろう。 こ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のではあるまいか。もし二つの無窮なるものが霊的のものであるならば、その各は一つの意欲的本体を有し、そして上なるものに一つの自我があるとともに、下なるものにも一つ....
哲学入門」より 著者:三木清
態度と考えた。そこから彼は、判断を単なる理論的態度と見ないで、実践的性質を帯び、意欲的能力の共存する精神の発現と見なければならぬという結論に達している。ヴィンデ....