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愚書
「愚書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愚書の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
て来るがライプチヒの本屋に頼むとたいていはじきに捜し出してくれるのである。天下の
愚書でも売れる本はいつでも在庫品があり、売れない本はめったにない。これも書物が何....
「年賀状」より 著者:寺田寅彦
た甚だしく臆病な彼は、自分で断然年賀端書を廃して悠然|炬燵にあたりながら彼の好む
愚書濫読に耽るだけの勇気もないので、表面だけは大人しく人並に毎年この年中行事を遂....
「予が出版事業」より 著者:柳田国男
ほどえらい人の書いたのでも、日の目を見ることが出来なくなって居た。単純なる自分は
愚書の世に溢れて居る原因を、専らここに在る如くに解して居たのである。或日同僚の西....