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「愚禿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

愚禿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
愚禿親鸞」より 著者:西田幾多郎
れば、また真宗について多く知るものでもない。ただ上人《しょうにん》が在世の時自ら愚禿《ぐとく》と称しこの二字に重きを置かれたという話から、余の知る所を以て推すと....
親鸞」より 著者:三木清
である。彼の抒情の深さというものもかくのごとき内面性の深さにほかならない。 人間愚禿の心 親鸞の思想の特色は、仏教を人間的にしたところにあるというようにしばし....
西田先生のことども」より 著者:三木清
あろう。しかしそれは禅からのみ来ているものではないように思われる。先生にはまた『愚禿親鸞《ぐとくしんらん》』というような文章がある。また本居宣長《もとおりのりな....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
の意義が違う。かくて親鸞は自身肉食妻帯を体験して、破戒の行業を辞せず、非僧非俗の愚禿と称して、在家法師、俗法師の徒を以て任じ、社会のドン底に沈淪した最下層民たる....