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愚連隊
「愚連隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愚連隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ほどではないが、なんとなく締りのない、低能に近いほどに見ゆる女の児を一人、子供の
愚連隊が連れこんだことによって、今までとは全く異った遊びの興味を湧かすのを、主膳....
「日月様」より 著者:坂口安吾
けずられるようだてえ話を、マア、私もチョイ/\耳にしておりますんで、先生なんざ、
愚連隊というものじゃなし、仲間のレンラクもなく、お困りだろうと、エッヘッヘ。そう....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
転して同じフリダシへ戻ってしもう。曰く、暗黒時代である。 盛り場を縄張りとする
愚連隊が、無政府状態の敗戦直後に先ず縄張りの復興にのりだしたのは自然であるが、こ....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
社へでてみると、穂積が汗をふきふき外出から戻ってきた。 「ゆうべ青木さんが新宿で
愚連隊にやられたのさ。記代子さんの友だちの喫茶店でインネンをつけられたんだそうだ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
をだせ」 大変な奴ら。年のころは正二郎といくつも違わぬ若侍だが、いわゆる当時の
愚連隊。その兄貴株に祭りあげられているのが望月彦太という乱暴者で、役向きでは組頭....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
酔っ払い以上に取締るべきではあるまいかね。 日本の盛り場には山賊が多すぎるよ。
愚連隊のアンチャン。そのまた上のボス。それから山寨をかまえて酒をうる商法。 私....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
の中世騎士陣でも見るようにきれいだった。 夏中の地方新聞を見ていると「北アでも
愚連隊」とか「太陽族、山小屋を襲う」とか、とにかく暴力という活字と二つの流行語は....