愛別離苦[語句情報] » 愛別離苦

「愛別離苦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

愛別離苦の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
どもを山の方に捧げ、ひょこひょこひょこと三つお叩頭《じぎ》をして、置いて帰った。愛別離苦の悲しみと偉大なものに生命を賭ける壮烈な想いとで翁の腸は一ねじり捩れた。....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
下役の銘々も多勢ぞろ/\と渡邊織江の世話になった者が、祖五郎お竹を送り立派な侍も愛別離苦で別れを惜んで、互に袖を絞り、縁切榎の手前から別れて岩吉は帰りました。祖....
春昼」より 著者:泉鏡花
のくらいありがたい事はありますまい。恋は叶う方が可さそうなもんですが、そうすると愛別離苦です。 唯死ぬほど惚れるというのが、金を溜めるより難いんでしょう。」 ....