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愛国婦人会
「愛国婦人会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愛国婦人会の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
今年はじめて出来、村の図書館は一昨年やっと出来た。儂は唯傍観して居る。郡教育会、
愛国婦人会、其他一切の公的性質を帯びた団体加入の勧誘は絶対的に拒絶する。村の小さ....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
寸《ちょっと》お目にかかりたいと思いまして……」と云ってみる。
「そうですか、今
愛国婦人会の方へ行っていらっしゃいますけれど、すぐお帰りですから。」
女中さん....
「婦人雑誌の問題」より 著者:宮本百合子
に活動し、自分たちのよむブルジョア婦人雑誌を通じて煽動されるままに、女子青年団、
愛国婦人会などと、結果においては全く等しい反動的小集団となる可能が十分認められる....
「女性の歴史の七十四年」より 著者:宮本百合子
約の表現として、政治上の力は女にとって必要なのである。 一二年来、国防婦人会、
愛国婦人会その他婦人を家庭の外へ外へと動員する傾向がつよめられて一般家庭の感情に....
「村からの娘」より 著者:宮本百合子
故郷で暮している鈴木清というプロレタリア作家の『進歩』に発表された通信は、東京の
愛国婦人会や何かが、まるで農民が道徳をさえわきまえぬ者で娘を売るように口やかまし....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
力めているらしい。 この笛に合わせて起ち上ったものは、各種の婦人団体であって、
愛国婦人会やキリスト教婦人矯風会、仏教女子青年会、などの会員は一堂に会して全国的....
「鏡心灯語 抄」より 著者:与謝野晶子
。 * 日本における婦人団体で最も多数の婦人を包容しているものに
愛国婦人会がある。愛国婦人の名は美くしくかつ堂々としている。しかしその多数の会員....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
。栗色の大理石《マーブル》で彫ったようなのが彼女であった。 宗教家ではないが、
愛国婦人会の建設者|奥村五百子《おくむらいおこ》も立派な容貌をもっていた。彼女が....
「明治大正美人追憶」より 著者:長谷川時雨
子《きしだとしこ》、景山英子《かげやまひでこ》は女子新運動史をも飾る美人だった。
愛国婦人会を設立した奥村五百子《おくむらいおこ》も、美丈夫のような美しさがあった....
「遠野へ」より 著者:水野葉舟
と、ちょっとひっそりしたと思うと、またそのせわしそうな声が聞こえる。 「君、まず
愛国婦人会の名簿は見たから、午後は一つ有力家の家を訪問するんだ。ね、役場に行って....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
につぶやきながら、 「一寸おめにかゝりたいと思いまして……。」 「そうですか、今
愛国婦人会の方ですが、すぐお帰えりですから。」 女中さんに案内されて、六角のよ....
「宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
らは、中之島の中央公会堂で公演することになった。 その他にも、鐘淵紡績慰安会、
愛国婦人会慈善会、京都青年会大バザー、医科大学慈善会等各方面から招聘されて、大阪....