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愛孫
「愛孫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愛孫の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、身も世もないというように、老いのしずくを払い落としました。無理はない。小町娘の
愛孫が一生一度の契りごとにかかわる大事とすれば、おぼれる者のわらのように、必死と....
「源氏物語」より 著者:紫式部
思いのほかの幸福が小女王の運命に現われてきたことを、死んだ尼君が絶え間ない祈願に
愛孫のことを言って仏にすがったその効験《ききめ》であろうと思うのであったが、権力....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
に他意とてはなき模様なりしにぞ、両親はかえって安心の体《てい》にて親《みずか》ら
愛孫の世話をなしくるるようになり、またその
愛孫の母なればとて、妾《しょう》に対し....
「歌集『涌井』を読む」より 著者:和辻哲郎
か、戦いの終わろうとする間ぎわになって、やはり空襲のために、学徒で召集されていた
愛孫を失われた。そのあとには占領下の変転のはなはだしい時期がつづく。その一年あま....