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愛知県
「愛知県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愛知県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自叙伝」より 著者:大杉栄
かしめを受けてはならない」ということに帰着した。第一期生すなわち当時の三年生は、
愛知県人と石川県人とがいずれも十名ばかりずつで互いに覇を争って来た。第二期生では....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
イギリスの人で、香港から横浜の方に渡来したが、十月には名古屋の方に開かれるはずの
愛知県英語学校の準備をするため、教師として雇われて行く途中にあるという。東海道回....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
は三河国|宝飯郡国府町に著いて、長泉寺の隠居所を借りて住んだ。そして九月三十日に
愛知県中学校長に任ずという辞令を受けた。 保が学校に往って見ると、二つの急を要....
「青年」より 著者:森鴎外
う思うと同時に純一は目が覚めた。「お名前は」男の声である。それに女が返事をする。
愛知県なんとか郡なんとか村|何の何兵衛の妹|何と云っているのは、若い女の声である....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
のは、新聞が報道する処である。 社会大衆党は之に対して抗議書を発表して曰く、「
愛知県警察部は本年夏頃より県下の労働組合に対して日本主義に転向を強要し、特に日本....
「大町米子さんのこと」より 著者:宮本百合子
氏との結婚を決心したのであった。 結婚した大町さんは、病臥生活の良人について、
愛知県の田舎の町の良人の生家へゆきそこで七年以上くらした。解放運動のために健康を....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
十二年十一月二十四日 先日話した外、なお階行社(軍人団体の会)および、助愛社(
愛知県出身軍人の会)から多少の金の来るように聞いていた。もっとも、これは戦時の話....
「阿芳の怨霊」より 著者:田中貢太郎
った。壮佼たちは何か面白そうに話しながら通りすぎた。由平はほっとした。 其処は
愛知県|渥美郡泉村江此間の海岸であった。由平は其の村の油屋|九平の娘の阿芳と心中....
「血の盃」より 著者:小酒井不木
物語も、やはり同様に解釈さるべき性質のものであろうと思う。 これは私の郷里なる
愛知県××郡△△村に起った事件であるが、明治三十八年のことで、村から出征した軍人....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
、それでも各地に渉《わた》って古い面影を残している。和歌山県の熊野、伊豆の大島、
愛知県の村々、沖縄の各島々にあったことは誰でも知っているが、私の手許《てもと》に....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
荒物では高山の他に古川町などにも寄って下さい。 尾張国の名古屋を中心とするのが
愛知県であります。名古屋城は今も昔の姿を変えず、下には濠を漂わせ、高い石垣の上に....
「萌黄色の茎」より 著者:田中貢太郎
村さんの右の手はこっちの左の手首に絡まっていた。 「お前さんはどこだね」 「私、
愛知県よ」 「では、名古屋かね」 「名古屋の在ですよ」 「兄弟があるかね」 「え....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
を設け燈明供物を上げ、子どもの仲間がその中で寝ることを「おこもり」といっている。
愛知県などでは旧十一月の山神祭に同じ事をするようだが、共に十五日の早暁にその小屋....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
……子安の井 南牟婁郡五郷村大井谷………………………………………………………袂石
愛知県 丹羽郡池野村…………………………………………………………………尾張小富士....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
もののあることが考えられるのである。 もっと多くの類似が出て来るとよいのだが、
愛知県の東部、三河の南設楽郡のうちには、九月|晦日の神送りの宵を、田の神送りと呼....