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感悦
「感悦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
感悦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
ったので、鶴千代丸に付置かれた二人は面目無いやら嬉しいやらで舌を巻いた。信長も大
感悦で手ずから打鮑《うちあわび》を取って賜わったが、そこで愈々《いよいよ》其歳の....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
おお、と立ちあがる。それとほとんど同時に、将軍は床几の上でサラリと白扇をひろげ、
感悦ななめならぬ面もちで、 「いずれも、あっぱれなるいたし方、ほめとらする。『瑞....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
の復命書がとどいたが、そちのほうが二刻ばかり早かった。……阿部さまもことごとくご
感悦。至極とおおせられたぞ。……うれしいな。そちも喜べ」 サラリと白扇をひらい....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
少からざるなり。金沢『称名寺文書』に、 当寺祈祷事、蝦夷已静謐之間、法験之至、殊
感悦候、謹言 文保二年五月二十一日 高時(花押) 称名寺長老 とある蝦夷....
「三国志」より 著者:吉川英治
と、書堂に請じて、来意をたずねた。 うわさにたがわぬ魯粛の人品に、内心すっかり
感悦していた周瑜は、辞を低うしてこう説いた。 「今日の大事は、もちろん将来にあり....