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「感覚器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

感覚器の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
光と風と夢」より 著者:中島敦
輪廓《りんかく》を以て一つ一つはっきりと見えて来た。視覚ばかりではない。あらゆる感覚器官が一時に緊張し、或る超絶的なものが精神に宿ったことを、私は感じた。どんな....
感覚と科学」より 著者:寺田寅彦
くなり、従って世界は無くなるであろう。しかし、この、近代科学から見放された人間の感覚器を子細に研究しているものの目から見ると、これらの器官の機構は、あらゆる科学....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
哲学的な抽象概念を意図したものと云わねばならぬ。と云うのは内官に就いては、もはや感覚器官を意味する官という規定が相応しくなくなるからである。そこで之を内感と呼ん....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
いる。量子現象に於ける光量子の役割は観測器械としての夫であるが、それが人間主観の感覚器官の作用を補足するにあるにしても、所謂器械と同じく、依然として一つの客観的....
省察」より 著者:デカルトルネ
く類似していない、と私を説得するのである。 このすべてのことは、これまで私が、感覚器官を介して、あるいは何らか他の仕方で、観念すなわち自己の像を私に送り込むと....