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「感謝状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

感謝状の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
片袖を残した。それは玉子色の羽二重に白麻の裏のとった袋に入れて、別に自筆の手厚い感謝状を添えたものである。 「馬籠の御本陣へも何か残して置いて行ったようなお話で....
グスコーブドリの伝記」より 著者:宮沢賢治
十年の間にもなかったほど、よくできましたので、火山局にはあっちからもこっちからも感謝状や激励の手紙が届きました。ブドリははじめてほんとうに生きがいがあるように思....
ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
と哺乳《ほにゅう》動物組合、鳥類連盟、魚類事務所などからまで勲章《くんしょう》や感謝状を沢山贈られる訳です。どうです。おわかりになったらあなたもビジテリアンにお....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
いった。人々はますますふたりの勇気に感激した。そうして町会は決議をもってふたりに感謝状を贈ろうという相談があるなどといった。 「うそをつくことはじつにうまい」と....
社会時評」より 著者:戸坂潤
警察を後援する心算で、優秀な警官並びに警官類似の行為のあった少数の市民に対して、感謝状と金一封とを贈るの会を、二十五日警視庁内で挙行した。之は前に内務大臣賞を優....
勧善懲悪」より 著者:織田作之助
がかつて呼吸器を痛めた経験があるを奇貨とし、主恩で縛りあげて、無理矢理に出鱈目の感謝状と写真を徴発した。これが大正十年、肺病全快広告としてあらわれた写真の嚆矢で....