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「慈円〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

慈円の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
松若(その息。出家して唯円)十一歳 親鸞 六十一歳慈円(その弟子) 六十歳 良寛(その弟子) 二十七歳 ....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
ひひめ》と宗祖の結婚がはじまりで、しかも宗祖は関白の弟、天台座主《てんだいざす》慈円の法弟であったのだから関係は古い。ごく近くでは、光瑞氏夫人が九条家から十一歳....
法然行伝」より 著者:中里介山
いよ》隆盛の勢を示したのは大原問答の後のことである。 十五 慈鎮和尚(吉永僧正慈円)は法性寺《ほっしょうじ》忠通の子息であって山門の統領であり、名望一代に勝れ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ったが、公家の人心に無常を観ぜしめる、どうにもならぬ原因であった。だから、大僧正慈円などは『愚管抄』の中で、歴史を推進させる道理の存在をきつく主張したけれども、....
親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
親鸞だけではありません。親鸞とまあ同時代といってもよい皇慶高山寺の明恵、また時の慈円僧正にしましても、同じような嘆きを、なにかのなかにもらしております。親鸞の「....