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「憂ふ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

憂ふの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
ころ、其処には乞食の生活にも帝王の羨むべき楽地ありて存在する也」「貧しきものよ、憂ふる勿れ。望を失へるものよ、悲しむ勿れ、王国は常に爾の胸に在り」と高唱した。そ....
菜穂子」より 著者:堀辰雄
らといぶかりながら、ふと最後の一節、――「いかで惜しむべきほどのわが身かは。ただ憂ふ、君が名の……」という句を何んの事やら分らずに口ずさんでいるうち、これはひょ....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
。物書くこともあながち多く書くがよろしきには無之、読む方を廃せざる限は休居候ても憂ふるに足らずと存じ候。歳暮御忙しき事と御察し申上候。当地は二三日代りに乍寒乍暖....