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憎まれっ子
「憎まれっ子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
憎まれっ子の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
髪を深くきってさげていたので、眼玉の廂といわれていた。男の子なんぞに負けないので
憎まれっ子でもあった。 お附きの女中のついてくる、八畳の間の方のお嬢さんは、下....
「小公女」より 著者:菊池寛
がらりと変えて、「黙らないと振り廻してやるぞ! そら、そら、また!この根性曲りの
憎まれっ子。打ってやるから!」 セエラは静かに二人のそばへ行きました。 「アメ....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
生きてるかい?」 「生きとりますよ、おかみさん、生きとりますよ――どうして中々!
憎まれっ子、世にはばかるって、この事でございますよ。」 「いったい誰の胤なのさ?....
「天才」より 著者:神西清
っそのこと死んでおしまい!」と後家さんがカーチャに飛びかかって行くのが聞える、「
憎まれっ子世に憚る、ってお前さんのことだよ!」 画家は思いきって一杯ぐっとやる....