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憲兵
「憲兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
憲兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
したが、警官が簡単に納得して呉れるとも思われないし、それから先、警察署、警視庁、
憲兵隊と階級的に軍事当局迄、通報されて行くであろう煩雑さを考えると、交番へ訴え出....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
に従事している国宝のように尊い学者だった。さてこそ、門前には、便衣に身体を包んだ
憲兵隊が、それとなく、厳重な警戒をしている有様であった。 戸波研究所を立出でた....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
「君の部下はみんな睡眠病に罹っているのかネ。もしそうなら、皆病院に入れちまって、
憲兵隊の応援を申請しようと思うんだが……」 検事の言葉はいつに似合わず針のよう....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
一本道を大坂上にかかったとき、警戒警報が発令された。あまり灯火を消す風も見えず、
憲兵隊の漏灯をはじめ、民家にもコウコウたる点灯の洩れているのを見る。焼跡だからと....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
しろ、この前のお叱りもありましたので、あれから直ぐ、ゴールド大使に、わが腕利きの
憲兵をつけてこざいます」 「そうか、それは出来が悪くないぞ。では、すぐ報告ができ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
わしいことに、頭を使いたくなかったので、万事アンに委せることに同意した。 列車
憲兵が、廻ってきた。 「ロンドンへは、どういう用件でいかれますかね」
憲兵は、....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
うからね」 「そりゃそうですが、さっきもこの気球のあたりを探していましたが、その
憲兵さんの話を聞くと、先月横浜沖に碇舶していた貨物船から無断上陸をして逃げたソ連....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
大困りだが、なぜどろどろにとけくずれたか、そのわけがわからないのだ。番人たちは、
憲兵隊の手できびしくしらべられた。だが彼等も、本当のことはなに一つ知っていなかっ....
「豆潜水艇の行方」より 著者:海野十三
交番でも、やはりおなじように、通りすぎました。 なにしろ、お巡りさんが見ても、
憲兵さんが見ても、造船学の大家が見ても、まさかトラックのうえに豆潜水艇がのってい....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
る。『東京非常変災要務規定』などいうものが、もう三年も前に、東京警備司令部、東京
憲兵隊、東京市役所、東京府庁、警視庁の協議できまっているんだからね。今やっている....
「空襲警報」より 著者:海野十三
国人ですか」 「いや違う。東洋人だったよ。日本人か、他の国の人間か、いまに警察と
憲兵隊との協力でわかるだろう。とにかくS国人に使われているやつさ」 「日本人だっ....
「電気鳩」より 著者:海野十三
した。 「ミドリちゃんのお父さまが、あやしい一団につかまっているそうだ。さっそく
憲兵隊へしらせなきゃいかん」
憲兵軍曹である良太おじさんは、じつはミドリのお父....
「街の探偵」より 著者:海野十三
のあった部屋から顔を出した。 中には七つの屍体が転がっていた。鑑識課員に交って
憲兵の姿も見える。 日本飛行科学研究所の第四研究室員七名が、研究中に揃いも揃っ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
東京に舞いもどった。翌年徴兵検査でまた三宅島へ帰ったが、この時はわざわざ東京から
憲兵が一人私を尾行してきた。皮肉なことに村長をしていた父が徴兵検査の執行責任者だ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
く、民心真に安定すればスパイの防止も自然に出来る。民心が離れているのに日系警官や
憲兵でスパイや謀略を防がんとしても至難である。 満州国防衛の第一主義は民心の把....