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「懇話〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

懇話の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
田礼之進は、渠が、主なる発企者で且つ幹事である処の、男女交際会――またの名、家族懇話会――委しく註するまでもない、その向の夫婦が幾組か、一処に相会して、飲んだり....
明日の言葉」より 著者:宮本百合子
の如き観を呈している林房雄氏が上述の提唱の首脳であったことは説明を要しない。文芸懇話会賞というものをその作「兄いもうと」に対しておくられた室生犀星氏は、自身の如....
今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
は広汎な影響を持つ間なくして消され、一九三三、三四年ごろから芥川賞、直木賞、文芸懇話会賞等が出来た。丁度、一部の作家が文芸復興ということを唱え出し、而もそれには....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
移動映画連盟、日本新聞協会、日本放送協会、農山漁村文化協会、婦人民主クラブ、自由懇話会、新協友の会、日本文芸家協会、日本著作家組合、日本出版協会、新日本医師連盟....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
多少ともその反対の機能に帰する、と云わざるを得なくなりはしないだろうか。之を文芸懇話会と対比並置して見ることも、だから、相当興味があることだろうとさえ思われるの....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
らない間に、時の警保局長の個人的肝入りで話し合いになった例の帝国文芸院(後に文芸懇話会)や、その第二流陣などは、恐らくここにその面目を施す性《たち》のものに相違....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
導の機関を意味するのだというのが、世間一般の解釈であった。松本学氏の手になる文芸懇話会の官許版だというわけだ。この文芸懇話会の文芸統制の社会的役割が、文芸賞第一....
社会時評」より 著者:戸坂潤
や談笑酒席?の間に)教授団に限る。その次は文部省のお役人が之を審査する。尤も文芸懇話会の松本学氏のような人を学長か総長にすれば、この学長か総長がよろしく工作を※....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
前警保局長松本学氏の後押しで「帝国文芸院」運動をはじめたことは有名だ。後の「文芸懇話会」「国民文化協会」乃至「日本国民協会」という国民精神的文芸挺身隊も出そうに....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
が組織されて、それはもと警保局長松本学と林房雄、中河与一等によって組織された文芸懇話会の拡大されたものであったことも記録されている。これも注目されていい。かつて....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
』に横光の「厨房日記評」を二十枚ほどかき『文芸春秋』の文芸評を今準備中です。文芸懇話会賞の室生犀星は「雑沓」などは題材的に歯に合わず活字面を見ただけでうんざりの....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
は現代の知識人の悲しみ、鬼であるのだそうですが、この作者が現実の生活では大陸文学懇話会とかいうところの財務員というのをしているというのも面白い。今日は行為の時代....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。何年何年と。そこまで調べが届くかどうか。やれたらやった方がいいのですが。何とか懇話会(六日ごろの)あれは長谷川のお婆さんによろしくやられたのでした。その経験で....
思索者の日記」より 著者:三木清
けだった。それを取り出して読んでいるうちに夕方になる。田辺耕一郎君が来て農民文学懇話会のことを話していると、渡部義通君来訪、ついで桝田啓三郎君が来る。田辺君ひと....
思想動員論」より 著者:戸坂潤
文化統制・の、最後の統一的な推進の発展段階だと見られるからだ。 松本学氏が文芸懇話会を解消する理由として、帝国芸術院が出来たからもう要らなくなったと云ったとか....