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懐裡
「懐裡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
「いや、それはともかくも、話説《はなし》をせんけりゃ解《わか》らん」 馭者は
懐裡《ふところ》を捜《さぐ》りて、油紙の蒲簀莨入《かますたばこい》れを取り出だし....
「今戸心中」より 著者:広津柳浪
熊が笑いながら出した紙入れを、善吉は苦笑いをしながら胸もあらわな寝衣《ねまき》の
懐裡《ふところ》へ押し込んだ。 「ちッとお臥《よ》るがよござんすよ」 「もう夜が....