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懲りる
「懲りる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
懲りるの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春は馬車に乗って」より 著者:横光利一
しかし、なお彼は自分の休息する理由の説明を明瞭《めいりょう》にするために、この
懲りるべき理由の整理を、殆《ほとん》ど日日し続けなければならなかった。彼は食うた....
「少女病」より 著者:田山花袋
十七だ、人をばかにするにも程があると憤慨する。けれどそれはすぐ消えてしまうので、
懲りることもなく、艶っぽい歌を詠み、新体詩を作る。 すなわちかれの快楽というの....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ちに撃ち据えさせた。それでも彼は死なないで無事に赦し還された。 これでさすがに
懲りるかと思いのほか、それから十日ほどの後、趙は肌ぬぎになって役所へ呶鳴り込んで....
「黒猫」より 著者:島木健作
らなどと、持ち出せる余地はないのである。……それに一度こうこらしめられれば彼奴も
懲りるだろう、という私の考えなども考えてみればあまいと言わなければならなかった。....
「大脳手術」より 著者:海野十三
化した。今日こそは手記風に書きたく思う。 うるさき鳴海三郎は、いくら追払っても
懲りる風を見せず、毎日のように押掛けてきては碌なことをいわない。全く困った友だ。....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
ざし、喝采。」と讃める。 「いや、翁寂びた事を言うわ。」 「それそれ、たったいま
懲りると言うた口の下から、何んじゃ、それは。やあ、見やれ、其許の袖口から、茶色の....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
いの、源ちゃん。ありがとうよ。 段六 あがって一時《いっとき》寝るがええ。これに
懲りるがええですぞ、少しは。全体が無法すぎるて。 妙 ……へえ。ザッとでいいのす....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
いの、源ちゃん。ありがとうよ。 投六 あがって一時《いっとき》寝るがええ。これに
懲りるがええですぞ、少しは。全体が無法すぎるて。 お妙 ……へえ。ザッとでいいの....