懸稲[語句情報] »
懸稲
「懸稲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
懸稲の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
かげって、野面《のづら》からは寒い風が吹き、方々の木立や、木立の蔭の人家、黄色い
懸稲《かけいね》、黝《くろ》い畑などが、一様に夕濛靄《ゆうもや》に裹《つつ》まれ....
「夢判断」より 著者:寺田寅彦
んなのがある。 西洋人の曲馬師らしいのが居てそれが先ずセロを弾く、それから妙な
懸稲のようにかけ渡した麻糸を操るとそれがライオンのように見えて来る。そのうちにラ....