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「懺法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

懺法の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高浜虚子著『鶏頭』序」より 著者:夏目漱石
を出すと云えば作者の嗜好《しこう》は判然として争うべき余地はない。 虚子の風流懺法《ふうりゅうせんぽう》には子坊主《こぼうず》が出てくる。所が此小坊主がどうし....
「土」と当時の写実文学」より 著者:宮本百合子
も、実に手堅い一方の作家で「土」と略《ほぼ》同じ頃書かれている虚子の有名な「風流懺法」等と比べると農村生活に深い根をもつ節独特の稟質がうかがわれるのである。 ....
源氏物語」より 著者:紫式部
去った。もう明け方になっていた。法華《ほっけ》の三昧《ざんまい》を行なう堂の尊い懺法《せんぽう》の声が山おろしの音に混じり、滝がそれらと和する響きを作っているの....
源氏物語」より 著者:紫式部
じおほかたの残り少なき御法なりとも これは返事である。供養に続いて不断の読経、懺法などもこの二条の院で院はおさせになるのであった。祈祷は常におさせになっていた....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
通り越して寧ろ淋しかった。四月発行の『ホトトギス』の話になった時、氏は私の『風流懺法』を推賞して、こういう短篇を沢山書いたらよかろうと言った。私は一月前|斎藤知....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
玄義文句各十巻。 四教義十二巻。 次第禅門十一巻。 行法花懺法一巻。 小止観一巻。 六紗門一巻。 ....