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成らぬ
「成らぬ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
成らぬの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
したが、やがて皮のたるんだ※《まぶた》を挙げて、ぎょろりと新蔵へ眼をくれると、「
成らぬてや。
成らぬてや。大凶も大凶よの。」と、まず大仰に嚇《おど》かして、それか....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
うかとも存じましたなれども、たいせつなお客様、またどのような手落になりましても相
成らぬ儀と、お伺いに罷出ましてござりまする。」 番頭は一大事のごとく、固くなっ....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
を仰ぐ。 今も言う通りだ。殺さぬまでに現責に苦しめ呪うがゆえ、生命を縮めては相
成らぬで、毎夜少年の気着かぬ間に、振袖に緋の扱帯した、面が狗の、召使に持たせて、....
「無題抄」より 著者:上村松園
道五十年の経験から、しみじみとそう思わずにはいられません。 なせば成るなさねば
成らぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり……の歌は、このあたりのことをうたったも....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
打明けて語り聴かそう。それよりもこの屍骸じゃ。人目に触れぬ間に、埋め隠くさねば相
成らぬ。林の中には薬草の根元まで掘下げた穴が幾つも有るで、その中の大きなのを少し....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
頃は江戸に帰り、喜ぶ恩師の顔を見て、一家相伝の極意秘伝を停滞なく受けていなければ
成らぬのが、意外な支障に引掛って、三月余りを殆ど囚虜の身に均しく過ごしたのであっ....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
いるのじゃ。拙者は近く御当家に御召抱えと相成る身。さすれば早速又家内を迎えねば相
成らぬで、それには誰彼と云おうより、お前に来て貰いたい真実の心」 「あれ、勿体な....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
がて表向きに取り決むる筈じゃが、それが何とした。」 「恐れながらその儀は……。相
成らぬかとも存じられまするが。」 「なぜ
成らぬ。」と、師冬はその眼に稲妻を走らせ....
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
の後すでに半年をも過ぎたるに、いまだ献上いたさぬとはあまりの懈怠、もはや猶予は相
成らぬと、上様の御機嫌さんざんじゃぞ。 頼家 予は生まれついての性急じゃ。いつま....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
の素姓、かたき討の子細、それらが確かに判らないかぎりは、決してお渡し申すことは相
成らぬと手強くはねつけると、相手の若侍は顔の色を変えた。 この上はそれがしにも....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
かしい事件であった。 それはすべての恋する人が恐れるように、およそ恋愛の成るか
成らぬかの間にまた楽しい時代があるのであるから、にわかにそれを突破して終末に近づ....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
のじゃ」と、頼長はあざけるように笑った。「天下を望むよりも大きい恋じゃ。しょせん
成らぬのは知れてあるわ」 自分の胸のあたりへ蛇のように纒《まと》いかかっている....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
すぐにその場へ踏み込んで、久次郎の不埒をきびしく叱って、今後決して、参ることは相
成らぬと襟髪をつかんで表へ突き出してしまった。久次郎どのは何と云っているか知らな....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
存じておったに、その子分というおのれ等がわざと喧嘩をいどむからは、もはや容赦は相
成らぬ。望みの通りに青山播磨が直々に相手になってくるるわ」 「いい覚悟だ。お逃げ....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
である。 右の通りで、此方では何の種も播かなかったが、結局は此方が自ら刈らねば
成らぬような羽目に陥ったのは、市郎の不幸であった。此方には何の考慮もなかったが、....