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成層圏
「成層圏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
成層圏の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
前に集まってきたときにはすでに遅く、はるばるドイツから持ってきたロケットはすでに
成層圏のあたりに、かすかな白光の尾を残して、暗澹たる宇宙に飛び去るところであった....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
はかるべきでないことを深く考えなければなりません。 今年はアメリカの旅客機が亜
成層圏を飛ぶというのであります。
成層圏の征服も間もなく実現することと信じます。科....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
も十三日までで、あとやすみ。晴は当分登校。 ◯偕成社も焼け落ちた。出版企画中の「
成層圏戦隊」もこれにて無期延期。 ◯吉祥寺駅にて山東先生にお目にかかる。 ◯報道....
「地球盗難」より 著者:海野十三
でみて愕いた。地球からの距離は、丁度八百キロメートルの向うにあった。それではもう
成層圏なんか、とうの昔に飛び越し、電離天井のE層やF層も突き抜け、その三倍も向う....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
の壮観を見た者は、あまり多くなかった。 それから新月号はぐんぐんと上昇を続け、
成層圏《せいそうけん》に突入した。
成層圏もやがて突きぬけそうになって高度二十キロ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
帆村荘六は、三根夫に、あと三時間の自由行動をゆるした。そして本日十三時に東京発の
成層圏航空株式会社の『真珠姫』号に乗りこんでニューヨークへたつこととなった。それ....
「火星探険」より 著者:海野十三
。すると今まで黙っていた河合が、手帖から目をはなして、「そうだとも。このあたりは
成層圏《せいそうけん》だからねえ。僕の計算によると、もう高度は十五キロぐらいにな....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
っていた。もちろん共軛回転弾の箱は、機上に大事に保管されていた。 大陸を出発。
成層圏まで一気に上昇して、逆流をついて東へ飛行をつづけ、予定のとおりワシントンへ....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
。 やがて星がきらきらかがやきはじめる。 「ポコちゃん、いつのまにかほくたちは
成層圏へたっしたよ。ほら、空が暗くなってまるで夕方になったようだ」 千ちゃんが....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
それに、今だからいうが、本艇の出航が危く敵国スパイに嗅ぎつけられようとしたのさ。
成層圏の手前から、高度二十キロメートルのところまで、本艇を覗っていた飛行機が十二....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
しょう。数千メートルの高空を飛んで、敵機動部隊のま上にとびかかる航空戦隊、さらに
成層圏を征服して、数時間で太平洋、大西洋を横ぎり、敵の首都に達し、大爆撃を行うこ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
いるのです。そのロケットは、火星に向けてとんでいるものと思われますが、すでにもう
成層圏を通り越して、ぐんぐんとまっくらな宇宙に光の尾を引いて走っていきます」
「....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
しみじみといった。地上に照る太陽の眩しい光を思い出す。地上から、まいあがっても、
成層圏ちかくのところまでは、それでもまだうっすらと夕方のような太陽のかすかな光が....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
、手にとりあげて見ていたが、そのうちに丁坊は、 「ああ、これはたいへんなものだ。
成層圏という高い高い大空のことをしらべる風船の破れたものだ。この下に機械がついて....
「成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
成層圏飛行について、なにか書けという注文である。 素人の私に、なにが書けるわけ....