成績表[語句情報] »
成績表
「成績表〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
成績表の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軍用鮫」より 著者:海野十三
ると、鮫どもはわずかに一頭ずつ通れるキャナルへ導かれて、背中に書いた番号によって
成績表をつくり、その成績に応じて人間の手や足や、または小指などを、褒美として口の....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
も西一郎も更に振わず、ジュリアに至っては荒れ切った悪成績だった。 「イヤ恐ろしい
成績表だ。全く恐ろしい」 と雁金検事は首を振って一郎の顔をみた。 「全く、こん....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
、操行ではこれまた未曽有の十四点何分で下から一番、平均して三十五番か六番かという
成績表を持って、今までの僕にはなかった陰欝な少年となって新発田へ帰った。 ....
「数学と語学」より 著者:寺田寅彦
ある入学試験の
成績表について数学の点数と語学の点数の相関を調べてみたことがあった。各受験者のこ....
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
が棚わきに並べてある。それは毎週一度ずつ開かれる詮衡委員会が新刊児童文学につけた
成績表である。 ――赤いのが一番いい部です。紫、黒のになると他の図書館へは買い....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
さな紙きれにキャラメルをのせていた。」キャラメル工場では、毎日、女工たちの仕事の
成績表をはり出した。優勝者三人に、劣等者三人。小さいひろ子は、いつも劣等者の中に....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
病気のために断髪するという形式でもあったのでしょうか。 その頃の小学校では日々
成績表を附けていて、出来のよいのは丸が貰えるのです。生徒たちは自然丸の数を競うこ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
て、多少|生計が潤うとか、蝗がわいたので都会の子供が蝗取りに来るとか、本年米作の
成績表の一部に数え入れられて、農林大臣の考えの資料になるとか――とても数え切れま....