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成規
「成規〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
成規の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「こころ」より 著者:夏目漱石
た。 二十五 その年の六月に卒業するはずの私《わたくし》は、ぜひともこの論文を
成規通《せいきどお》り四月いっぱいに書き上げてしまわなければならなかった。二、三....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
た人は外にある事と思われる。 さて大正十一年六月七日、第十二回公判は裁判長以下
成規の判官の下に、能勢氏他二、三の弁護人、特別弁護人として木藤救世軍士官が控えて....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
治文《ブリッジメン》氏著の「聯邦志略」にも、合衆国のコンスチチューシオンを「世守
成規」と訳してある。我邦においては、慶応二年に出版になった福沢氏の「西洋事情」に....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
ことが許されるなら、この明白感によってカントが保証した諸範疇其の他の真理認識の構
成規定は、全般の人間が認識するに際しては又、認識に明白感を与えることなしには働け....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
書に、楷書をもって尋常に米と記しければ、勘定所の俗吏輩、いかでこれを許すべきや、
成規に背《そむ》くとて却下したるに、林家においてもこれに服せず、同家の用人と勘定....
「紋付を着るの記」より 著者:吉川英治
い平服でとおしている。けれどこんどの授賞式では恒例モーニング、あるいは紋付という
成規になっている。文部省から十一月三日当日の内達に接しると妻はさっそくこれに気を....