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「成語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

成語の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
の評論家は「蝟集《いしゅう》する」と云う意味に「門前|雀羅《じゃくら》を張る」の成語を用いた。「門前雀羅を張る」の成語は支那人の作ったものである。それを日本人の....
坑夫」より 著者:夏目漱石
たような心持になっちまったのである。 第一には大道砥《だいどうと》のごとしと、成語にもなってるくらいで、平たい真直な道は蟠《わだか》まりのない爽《さわやか》な....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
腹の底まで呑《の》み込む。「それが全く文学熱から来たので、こちと読むと遠近と云う成語《せいご》になる、のみならずその姓名が韻《いん》を踏んでいると云うのが得意な....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
書の中に用い、その後広く行われるようになったのである。 そもそも、この準拠なる成語は、「延喜式」の序にも見えて「準二拠開元永徽式例一」とあり、また明応四年八月....
道標」より 著者:宮本百合子
ちがい、世馴れていて、ものをいうにも、いまのように百聞一見にしかず、というような成語をさしはさむのだった。 シュミットをさがすことは断念したらしく、黒川隆三が....
十二支考」より 著者:南方熊楠
諫鼓の必用なく、苔深く蒸したと太平の状を述べたとまでは察するが、もっとも古くこの成語を何に載せたかを知らぬ。白居易作、敢諫鼓の賦あり。『包公寄案』には屈鼓とした....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
線」とかといった一定の言葉、一定のヴォキャブラリーの使用禁止などが、「ユダヤ的」成語であると、ナチならばいう処だろう。 だがこういう苦しい解釈を採らなくても、....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
している探偵や、初心者にゲイムを教える手引役や、卓子へ人を集める|客引き――この成語はナポレオン当時募兵員が巴里の街上に立って通行人に出征を勧誘した故事から来て....
科学と科学の観念」より 著者:戸坂潤
はないのである。科学という字は、分科した学問という意味を有っていたと思うが、この成語の名詞が動詞となったことは、大変面白い。 けれども今日の科学崇拝は、一体何....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
い》を張り、内心《ないしん》卑怯《ひきょう》きわまる偽物《にせもの》を指《さ》す成語としてあり、楊雄《ようゆう》(前五八―後一八)の文に、 「羊質《ようしつ》に....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
淋しさは」など置きたると大差なけれど、なお漢語の方適切なるべし。 第三は支那の成語を用うるものにして、こは成語を用いたるがために興あるもの、または成語をそのま....