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我が国
「我が国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
我が国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俘囚」より 著者:海野十三
叩き割った。中からは黄色い枕のようなものがゴロリと転《ころが》り出た。 「これが
我が国外科の最高権威、室戸博士の餓死屍体《がししたい》です!」 あまりのことに....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、良家の子が兵となれば、結局こんなことになるのである。入営の送迎に旗を立ててゆく
我が国風とは、あまりに相違しているではないか。いかなる名将勇士でも、国民の後援が....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
後記』と銘を打つだけの価値はあるように思われます。これも『捜神記』に伴って、早く
我が国に輸入されまして、わが文学上に直接間接の影響をあたうること多大であったのは....
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
も国のためには、妻子を刺殺して、戦争に出るというが、男児たるものの本分じゃ。且つ
我が国の精神じゃ、すなわち武士道じゃ。人を救い、村を救うは、国家のために尽すのじ....
「活動写真」より 著者:淡島寒月
かつて「キネマトスコープ」即ち蓄音機応用の活動写真が、米国のエヂソン会社に依って
我が国へ輸入された事があった。これは蓄音機の関係から、総て短尺物で、「ドラマ」を....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
が随意に按排することにした。 一、支那には狐、鬼、神仙の談が多い。しかも神仙談は
我が国民性に適しないと見えて、比較的に多く輸入されていない。したがって、この集に....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
さらに一言申し添えて置きたいと存じますのは、それらの〈志怪の書〉が遠い昔から
我が国に輸入されまして、わが文学や伝説にいかなる影響をあたえたかということでござ....
「人造物語」より 著者:海野十三
の考えは、無論、人間の頭脳から発生したことは言うまでもない。 古事記によると、
我が国の神達は、盛んに国土を産み、いろいろ特殊の専門というか、技術を弁えられたさ....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
そうです。それで近頃イギリスの官憲が斯ういう独逸人を間諜じゃないのかと疑い出し、
我が国の外務省も気兼ねをしながら、印度入りの旅券を下附してくれますが、イギリスの....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
ました。四人の四季の美人を、二尺五寸に五尺の大きさに描いたものでした。これが当時
我が国に御来遊中であった英国の皇子コンノート殿下のお目に止まり、お買上げの栄に浴....
「雷同性に富む現代女流画家」より 著者:上村松園
、自ら開拓して芸術の殿堂を建立しようなんてことはとても覚つかないことであります。
我が国では昔から女が絵を習うということは極く稀なことでありましたが、近頃は頓にそ....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
胡蝶軍と呼ばるるのが即ちそれである。明国でも多年その侵略になやまされて、幾たびか
我が国に使者をつかわして其の取締り方を頼んで来たが、乱れた世にはとても完全な鎮撫....
「かたき討雑感」より 著者:岡本綺堂
手段方法によって相手をほろぼすものは寧ろ卑怯として卑められるのである。 これは
我が国風でもあり、第一には武士道の感化でもあろうが、それだけに我がかたき討なるも....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
とは言えると思う。 われわれ渡米議員団では、この間帰って来てから、四月二十五日
我が国会運営に就て改革意見書を両院議長に出したが、それは、われわれがかねて考えて....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
「東亜」と西洋文明の代表たる「米国」たるべきことを明らかにしたが、「現在に於ける
我が国防」は根本的に書き換えたのである。昭和四年の分は次の如くであった。 1 欧....