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我が夫
「我が夫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
我が夫の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を見聞せば、胆|※《おそ》れ驚怖し馳奔走し、屎尿を遺失して虎籍し去らん、いかんぞ
我が夫たるを得るに堪えんや〉、爾時《そのとき》かの中に一師子あり諸獣の王なり、牝....
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
、とあったが、翌晩《あくるばん》もそのままで、次第に姫松の声が渇《か》れる。 「
我が夫《つま》いのう、光国どの、助けて給《た》べ。」とばかりで、この武者修業の、....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
しやかであったが、だんだんに乱暴の本性をあらわして、時には気ちがいのようになって
我が夫に食ってかかることもあるので、飛んだ者と夫婦になったと、陳も今さら悔んでい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
くて口惜しくて、寝ても寝つかれません。 憎い憎い竜之助、歯痒《はがゆ》い歯痒い
我が夫、この二つが一緒になって、頭の中は無茶苦茶に乱れます。竜之助と文之丞とは、....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
可能である。 ○ 信濃路は今の墾道刈株に足踏ましむな履著け
我が夫 〔巻十四・三三九九〕 東歌 信濃国歌。「今の墾道」は、まだ最近の墾道と....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
んなことが一晩もなかったと云ったら、それは余り御体裁と申すものでございましょう。
我が夫は天の如し、あざむくべからず、という家憲でございますからね。昼間フーフーで....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ながら、武士の娘で武士へ縁付き、夫の出世大事と身を粉に砕きて辛労の甲斐もなく、又
我が夫とても数多の人を助けた事こそあれ、塵ほども我が心に愧ずるような行いをした事....