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「我じ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

我じの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
と傍へ来て、え、囲炉裡《いろり》へ落ちて、何うも火傷するたって、何うも恐ろしい怪我じゃアないか、まアえゝ」 と云いながら新吉は熟々と考えて見れば、累が淵で殺し....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
にしろ勘蔵は気の毒だ。おれが行って備前屋に話してやろう。ちょっくら癒《なお》る怪我じゃあねえというから、なんとか掛け合って療治代ぐらい貰ってやらなけりゃあ、当人....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あの女はそれからどうしたかと訊きただしてくれ。もちろんどっと倒れてしまうほどの怪我じゃあねえから、医者にひと通りの手当てをして貰って、駕籠で江戸へ帰るに相違ある....
旅愁」より 著者:横光利一
て二になるのかというんだよ。二にするものが君の中にあるだろう。その、するものが自我じゃないか。これは一でもなければ二でもない。子供だけは欲しいというものだ。」 ....
貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
を剥いだでしゅ。」 「しんびょう、しんびょう……奇特なや、忰。……何、それで大怪我じゃと――何としたの。」 「それでしゅ、それでしゅから、お願いに参ったでしゅ。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
おえなくなっているというそもそもの起りが、火傷の怪我というのが偶然のあやまちの怪我じゃねえんだ、あの娘の継母《ままはは》という人が、自分の子に家をとらせてえがた....