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我見
「我見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
我見の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
も此は、没我と申せましょうか。元より無我と云う字の解釈にも依りますが、字書通り、
我見なきこと、我意なきこと、我を忘れて事をなすと致しましても、結局「我」と云うも....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
から出来たことを、文中には書洩《かきもら》しましたからここに記入いたしおきます。
我見《がけん》『日本橋』は、まだもっと書きつづけるつもりでおりますが、この集には....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
山このゆふべ霞たなびく春たつらしも」(巻十・一八一二)、「いにしへの事は知らぬを
我見ても久しくなりぬ天の香具山」(巻七・一〇九六)、「昨日こそ年は極てしか春霞春....
「短歌習作」より 著者:宮本百合子
ければ 助六の紅の襦袢はなつかしや 水色の衿かゝりてあれば 真夜中の鏡の中に
我見れば 暗きかげより呪湧く如 呪はれて呪ひて見たき我思ひ 物語りめく折....