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戒壇院
「戒壇院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戒壇院の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜の靴」より 著者:横光利一
がある。この村にとってのことだが、そうとばかりはいえないことだ。この村の釈迦堂に
戒壇院という一室がある。これは近年建ったこの寺の別室で、檀家七十家の位牌ばかり並....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
た。 僕も、その狐のやつに化かされ出しているのでないといいが…… 十月十九日、
戒壇院の松林にて きょうはまたすばらしい秋日和《あきびより》だ。午前中、クロオ....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
い。同じ三月堂の塑造日光|月光の両|菩薩像もその傾向を推し進めたものであり、更に
戒壇院の四天王像になると聡明な頭脳と余裕ある手腕とによる悠揚せまらぬ写実の妙諦に....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
アメリカのホテルの話をきいた。 (五月十九日夜) 浄瑠璃寺への道――浄瑠璃寺――
戒壇院――
戒壇院四天王――三月堂本尊――三月堂諸像 今日は浄瑠璃寺*へ行った。....
「麦積山塑像の示唆するもの」より 著者:和辻哲郎
としたような、推古仏の源流を思わせるあの仏像の様式について言えるのみならず、また
戒壇院の四天王などのような天部像についても言えるであろう。表情を恐ろしく誇張して....
「法然行伝」より 著者:中里介山
こ》ばれた。 同じき年の十一月の八日、勢至丸は黒髪を剃《そ》り落し法衣を著し、
戒壇院《かいだんいん》で大乗戒を承けた。 或時のこと師範の阿闍梨に向って申され....