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或問
「或問〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
或問の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
去に属するのである。かく思惟の統一作用は全然意志の外にあるのであるが、ただ我々が
或問題について考える時、種々の方向があってその取捨が自由であるように思われるので....
「兄貴のような心持」より 著者:芥川竜之介
苦労人である。その証拠には自分の如く平生好んで悪辣な弁舌を弄する人間でも、菊池と
或問題を論じ合うと、その議論に勝った時でさえ、どうもこっちの云い分に空疎な所があ....
「日記」より 著者:宮本百合子
の、射通す而も人間的な眼を耀かせて居る写真迄ついて居る。題目が、最近自分の心に、
或問題と――良心の方から――感じられて居ることだし、著者を見ると、一層捨て難い。....
「語呂の論理」より 著者:中谷宇吉郎
え方即ち現代のわれわれの物の考え方が充分はいって来ていたようである。例えば『天地
或問珍《てんちわくもんちん》』のような本の中の自然現象の説明に用いられている広い....