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戦がす
「戦がす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戦がすの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
であったと言うから、中央の山脈を越して南岸に出るわけは無いのである。 元就は合
戦がすむと、古来此の島には、決して死人を埋葬しないことになっているので、戦死者の....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
その天性の敏感から、雨の降るのを察したからであろう。雨の前令の穏かさ! 草の葉を
戦がす風もない。何んとむしむしと暑いのだろう。旅人一人通っていない。 聖者はい....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
飛行機なんだろう」 丁坊はすっかり感心したり、ふしぎにおもったりした。 空中
戦がすっかりすんでしまうと、丁坊は身体を寝台の上によこにしているのが退屈になった....
「八幡太郎」より 著者:楠山正雄
京都へ帰って後、敵の大将の宗任はすぐに首を切られるはずでしたけれど、義家は、 「
戦がすんでしまえば、もう敵も味方もない。むだに人の命を絶つには及ばない。」 と....
「予言」より 著者:久生十蘭
とが維納の近くに住んでいるが、そこへよく日本人が集まる。テニスのデヴィス・カップ
戦がすんだあと、S選手と女流ピアニストのTがベルリンから遊びに来ていたところへ石....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
に着いたとき、風模様はすでに変わっており、二人は唖然とせざるをえなかった。他の作
戦がすでに緒についていたのである。数カ月前からアイルランドで叛乱が湧きたっていた....