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戦果
「戦果〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戦果の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
わずか五週間で強敵フランスに停戦を乞わしめるに至りました。即ち世界史上未曽有の大
戦果を挙げ、フランスに対しても見事な決戦戦争を遂行したのであります。しからば、果....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
実五機)、損害を与えたるもの二十七機、わが損害四機(体当たり二機を含む)」相当の
戦果だ。 ◯きょう空襲中の情報に「相当
戦果をあげている。なお
戦果拡大中」とあって....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
だ。一体、何者が、そのような命令を下し、そしてまた、何者が、そのような素晴らしい
戦果をあげたのであろうか。ああ、わしは、じっとしていられない気持だ。――こら、ハ....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
うじゃ」 「死ぬ前に、一言にして白状せられよ。つまり金博士よ。あの未曾有の超々大
戦果こそ、金博士が日本軍に対し、博士の発明になる驚異兵器を融通されたる結果であろ....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
作者より読者へ うれしい皇軍の赫々たる大
戦果により、なんだかちかごろこの地球というものが急に狭くなって、鼻が悶えるようで....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
りは波にのまれて、海底ふかく泡をたてながら、姿をけしてしまうのだった。 「大した
戦果だ!」 快速艇からも、水面下の様子が、ときどきながめられ、太刀川青年の舌を....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
うちに学徒出陣というようなことになり、学徒挺身隊の出動となり、戦地に工場に学徒の
戦果がつたえられ、昨日の国賊があべこべに救国戦士の第一線におかれて、新聞の記事は....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
ますが、当分の間、アタクシをこの仕事に専念させていたゞきたいので、一向に華々しい
戦果もあげえず、ムダに時間のみ費して恐縮ですが、アタクシも後へひくわけには参りま....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
かしウチワであおいでくれたよ。 一時間後に我々は約束のシロコ屋へ集合した。この
戦果。私は女の子に二千円やって、千円でビール二本のんで、合計三千円。林芙美子、女....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
りたがっているだけのことだ。大本営発表みたいな特殊な算術で、是が非でもカラクリの
戦果をあげて、君が代をやろうというコンタン、実にどうも、大本営発表は、官僚精神の....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
の宿屋へ戻ってきた。戸田は彼の指令をうけて別方面の金策にとび廻ったはずだが、その
戦果はどうだろうかと、部屋へはいると、待っていたのは、戸田ではなくて、礼子であっ....
「成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
隊の照空灯も届かず、聴音機も間に合わず、従って高射砲で狙い撃つ方法もなく、大いに
戦果をあげることが出来ようと思う。が、これも例の素人考えである。....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
条約を結び、毎年金、銀、彩色、綾羅、絹※等を船八十艘に積んで貢物とすべく約した。
戦果は是ばかりでなく、当時朝鮮半島は、新羅、任那、高麗、百済の四つの邦に分かれて....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
ルが大兵を率いて越え、後にはナポレオンが同じく大兵を率いて越え、いずれも赫々たる
戦果をあげたことによって著名であるが、私はこの二将軍の勇壮なるアルプス越えに、ヘ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
のではない。国が広いためである。ナポレオンは決戦戦争の名手で数回の戦争に赫々たる
戦果を挙げ全欧州大陸を風靡したが、海を隔てたしかも僅か三十里のドーバー海峡のため....