戦績[語句情報] » 戦績

「戦績〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

戦績の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
様《みなさま》に御合《おあわ》せする顔もありません。只《ただ》、心配なのは今度の戦績で、今後日本人がボオトに於《おい》て、果してどれだけの活躍《かつやく》が出来....
戦争中止を望む」より 著者:伊丹万作
陸されたら最後我には抵抗力はないものと断じてまちがいはない。これは過去のあらゆる戦績がこれを証明して余りあるところである。戦国時代のごとき斬込み戦法で三十や五十....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
強行戦闘隊形を整え日本艦隊及びそれに属する空軍とを撃破し、以て吾が艦隊の不利なる戦績を救済すべし。尚余力あるに於ては、長駆カシマ灘よりトーキョー湾に進撃し、首都....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
乗馬が狂奔したのを取り鎮めたからなんだ。そこで支倉君、何よりブラーエの勇猛果敢な戦績を見てもらいたいんだが」と検事が弄んでいたハートの「グスタフス・アドルフス」....
真田幸村」より 著者:菊池寛
ったと言う。 三方の寄手合せて三万五千人、真田勢僅かに二千余人、しかも、寄手の戦績はかばかしく上らないので、家康は気を揉んで、稲富喜三郎、田付兵庫等をして鉄砲....
李陵」より 著者:中島敦
ある。李陵は例によって漢との戦いには陣頭に現われず、水北に退いていたが、左賢王の戦績をひそかに気遣《きづか》っている己《おのれ》を発見して愕然《がくぜん》とした....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
器に搭乗する決死隊を、イギリス軍隊の中に求めましたが、何分にも赫々たるドイツ軍の戦績とダンケルクの敗戦を想起し、一人の応募者もありませんので、遂に金博士は腹を立....
東京要塞」より 著者:海野十三
国の方に相当積極的な同情を示していた。ところがその後、わが日本軍が各地に輝かしい戦績をおさめ、極東のことに関しては日本の同意なしには何一つやれないような事態とな....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
マグロ久やクジラ市やサメ六の先祖はそれぞれこれらの巨大な魚獣を相手に栄光かがやく戦績を残しているわけだ。アジ文、野口文之助は現役で、つまりアジ家を起した初代であ....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
草生えぬきの脚本家であるが、終戦後突如銀座へ進出して銀座マンの心胆を寒からしめた戦績を持っている。今から三年ほど前、日劇小劇場にヘソ・レビュウというのが現れて人....
巷談師」より 著者:坂口安吾
むずかしい理窟は早急に呑みこめやしないものさ。理窟じゃないが、上りタイム、過去の戦績、これを知りつくして半人前だね。地足の良し悪し、これも常識のうち。その他、多....
落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
目明の鼻介は十手の名人日本一だという大そうな気取りを持っていた。その証拠として彼があげる自慢の戦績を列挙すると、次のようなものである。 奴メが江戸で岡ッ引をしていた時の話。....
九段」より 著者:坂口安吾
あがってA級の上位三者をなぎ倒して挑戦者になったが、その落付きと年間のめざましい戦績から、世間の大半は彼の勝利、大山次期名人を疑わなかったようである。私もそう思....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
いくらか眠りをとった程度のようであった。 しかし、覇気マンマンの升田は、従来の戦績もあって、木村をのんでいるから、軽く一ひねりと考えて、殆ど悪条件を気にかけて....
三国志」より 著者:吉川英治
。 その間、※県の戦に出て、大功をあらわし、盧江の陸康を討伐に行って、比類なき戦績をあげた。 平常は書をよみ、挙止物静かで、よく人に愛賢を持っていたので、こ....