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戦闘
「戦闘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戦闘の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
)。北海に浜《ひん》する国にとりては敵国の艦隊よりも恐るべき砂丘《すなやま》は、
戦闘艦ならずして緑の樅の林をもって、ここにみごとに撃退されたのであります。
霜....
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
。 天神川も溢れ、竪川も溢れ、横川も溢れ出したのである。平和は根柢から破れて、
戦闘は開始したのだ。もはや恐怖も遅疑も無い。進むべきところに進む外、何を顧みる余....
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
1 鼠 一等
戦闘艦××の横須賀軍港へはいったのは六月にはいったばかりだった。軍港を囲んだ山々....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
道を天上に描きはするが、その光輝は次第に薄らぐであろう。いよいよ巨人軍と神々との
戦闘が始まると双方に夥しい戦没者ができる。そうしてかの火の神ハイムダルも瀕死の重....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
す。中世にはギリシャ、ローマ時代に発達した軍事的組織が全部崩壊して、騎士の個人的
戦闘になってしまいました。一般文化も中世は見方によって暗黒時代でありますが、軍事....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
も挑戦した事も無い。今日のような思想上の戦国時代に在っては文人は常に社会に対する
戦闘者でなければならぬが、内輪同士では年寄の愚痴のような繰言を陳べてるが、外に対....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
騎士一 あとの我ら夥間を率いて、入道鮫を追掛けて参りました。 公子 よい相手だ、
戦闘は観ものであろう。――皆は休むが可い。 騎士 槍は鞘に納めますまい、このまま....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
の灯じゃないか」 というのも当っていた。 試運転中の飛行島の空は、六十余機の
戦闘機と偵察機とにまもられ、またその周囲は、三十隻の駆逐艦と十五隻の潜水艦によっ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
を申してもその頃は殺伐な空気の漲った戦国時代、北條某とやら申す老獪い成上り者から
戦闘を挑まれ、幾度かのはげしい合戦の挙句の果が、あの三|年越しの長の籠城、とうと....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
しているのに違いなかった。やはり愛し合う為に憎み合いながら。……が、僕はもう一度
戦闘的精神を呼び起し、ウイスキイの酔いを感じたまま、前のホテルへ帰ることにした。....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
庁でもなく、むしろ国民自身だつたのである。私のような病人は、ついに一度もあの醜い
戦闘帽というものを持たずにすんだが、たまに外出するとき、普通のあり合わせの帽子を....
「中支遊記」より 著者:上村松園
った。 皇軍の尊い血の匂いのまだ残っている新戦場としての光華門では、当時此処の
戦闘に参加した将校さんの説明を聞いた。四辺は既に片づけられ、此処に散華した勇士達....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
みの植民地なり。これに反して、南アフリカは対土人、対オランダ人等の植民地にして、
戦闘流血の間に発展しきたれる新開地なれば、自然にこれに移住せるものも、品性上の相....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
主義者としての当然の受難とも思えたのである。しかし戦争はもっと残酷なものだった。
戦闘員たると否とにかかわらずすべてを滅亡させる。私の住んでいた深川の清砂アパート....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
三 戦争の指導、会戦の指揮等は、その有する二傾向の間を交互に動きつつあるに対し、
戦闘法及び軍の編成等は整然たる進歩をなす。 即ち、
戦闘法等が最後の発達を遂げ....