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戴きます
「戴きます〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戴きますの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文七元結」より 著者:三遊亭円朝
た金だから、何うか遣っておくんねえ」 主人「イエ/\どう致しまして、奪られたら
戴きます、御気象は解りましたから、併し全く二重に金を私が戴く訳で」 長「だがね....
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
も喫《た》べられません、斯様《かよう》な結構なお茶、結構なお菓子を、イエ/\是は
戴きますまい是は娘に持って行って遣《つか》わしましょう」 金「今お前|様《さん....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
磅《ぽんど》を要するのですか」先生は打ち笑い「イヤ爾までは要しませんが三千ポンド
戴きます」
第七十三回 背後は暗室
此の場に臨んで報酬の高いのに驚かぬ。真....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
います。しかし西郷さんは、立派な方でございますよ。仮りにも疑うようなことを云って
戴きますと、あたくしお恨み申上げますわ」 「いえ、そんなことを唯今考えているわけ....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
したから上り悪うございましょう、お忌ならば半分召上れ、あとの滓のあります所は私が
戴きますから」 母「此の娘は詰らんことを云う、達者な者がお薬を服べて何うする、私....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
とばでしょう。 私は放送をするたびに、全国の未知の方々から、身の上相談の手紙を
戴きます。それを一々ていねいに拝見していますが、「こうも世の中には煩悶している、....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
うも有難うございまする、私は御酒をいたゞきませんからお茶は誠に結構で、時々お茶を
戴きまするのは何よりの楽みでございまする」 國「源助どん、お前は八ヶ年|前御当家....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
のうござる」 と重二郎の心底|何とも申し様もございませんから、貰いました路銀を
戴きます。 重「達者で行って参れよ」 とちゃら/\雪駄穿で行くのを、二人は両手....
「天馬」より 著者:金史良
よ若い大学生と待ち合わせていることをすっかり忘れてしまった。「え有難う、紹介して
戴きますわ」 「そうしたら」玄竜はじいっと彼女の笑顔を見つめていたが瞬間、そうだ....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
付けて下さいまし、度々出ますでございますから」 由「へえ宜しゅうございます、是非
戴きます、貴方のなら何でも
戴きます、何がございます」 女「はい、鳥と鰌鍋ができま....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
神様も怨みました……人を呪いもいたしました……何卒その頃の物語り丈は差控えさせて
戴きます……。 大江家の一人娘が何故他家へ嫁いだか、と仰せでございますか……あ....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
の昼時分に私共の村に流れて着きます」 傳「へえ、のんきなものですなア、お茶を一つ
戴きますよ」 と云っている所へ雑木山から出て来たのは、その杣の女房と見えて、歳....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ょっと息をすると、人がすぐに勘付きます。
どれ、お暇をいたしましょう。楽をさせて
戴きますが、
小声で一寸お呼になると、すぐ帰って参ります。
富の神
さあ....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
して、私は櫻川正孝と申しまする幇間で、春木町さまには毎々一通りなりません御贔屓を
戴きます……御当家は宜い御商売でございますな、若旦那、此の位結構な御商売は有りま....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
たちにも出したのでした。そのおさがりです。」 「いい時に来あわせましたな。ひとつ
戴きますかな。」とAさんはピシリと箸を割った。 「乾杯、乾杯、さあ。」と立ってミ....